クライアント様が以前からご契約されているお名前.comのサーバー(SD-11プラン)が古くスピードが出ない仕様だったので、他社サーバーへの移転をお勧めしました。結果、サーバーを変えただけで驚くほどスピードが出るようになりクライアント様にもご満足いただけました。全ての策を尽くしてもまだサイトスピードが出ないとお困りの方は、高速サーバーへ移転することをお勧めします。
今回はお名前.comで取得したドメインはそのまま引き続き利用し、サーバーのみお名前.comからエックスサーバーへ移転しました。
【旧】ドメイン:お名前.com 【旧】サーバー:お名前.com
【新】ドメイン:お名前.com 【新】サーバー:エックスサーバー
エックスサーバー公式さんのガイドが分かりやすかったものの、一連の流れで手順が示されている方がわかりやすいかとまとめてみました。何かと手続き&作業が面倒で億劫になりがちなサーバー変更ですが、この記事が参考になれば幸いです。
サーバー引っ越しの手順
WordPressのプラグイン「All-in-one WP migration」でサイトのバックアップを取ります。(*必ず事前にバックアップを取ってください)
「All-in-one WP migration」の「エクスポート」内の「ファイル」を選択してデータをエクスポート。そして、ダウンロードボタンを押してファイルをダウンロードします。
「All-in-one WP migration」の詳しい使い方については以下のリンクをお読みください。
まず、移転先(エックスサーバー)のサーバーパネルにログインします。
「ドメイン設定」をクリックします。
「ドメイン設定追加」をクリックします。
お名前.comで使用しているドメインを追加して「確認画面へ進む」をクリックします。
「追加する」をクリックします。
「追加完了しました。
エックスサーバーでは、無料独自SSL設定の追加時に、外部サーバーを使用したSSL証明書の発行が可能です。
これにより、他社サーバーでSSL(URLが「https://~」)設定されたサイトを移転する際にも、ダウンタイム(サーバーの切り替えに伴いSSLが無効になる時間)なしでSSL化したまま移転できます!
無料独自SSLの設定およびサーバーデータの移行作業が完了するまでは、移行するドメイン名のネームサーバーを変更しないようにご注意ください。 SSL設定やサーバーデータの移行作業が完了する前にネームサーバーを変更すると、一時的にサイトが見られなくなる可能性があります!
移転先サイト(Xserver)のサーバーパネルにログインし、SSL設定をクリックします。
↓
設定するドメインまたはサブドメインを選択し、「変更」をクリックします。
↓
「他社サーバーでのWeb認証」を選択します。
↓
表示されたトークンファイル項目の「ダウンロード」ボタンをクリックして「wwwあり」「wwwなし」の2つのトークンファイルをダウンロードします。
移行元ネームサーバー(お名前.com)に上記でダウンロードした2つのトークンファイルを設置します。「xxx.com/.well-known/acme-challenge/トークンファイル/」というURLで参照できるように設置してください。
【要注意】以下の作業は、移行元(お名前.com)の「お名前.com Navi」で行います
「お名前.com Navi」から「設置URL」に記述されているURLで参照できるように、ダウンロードした2つのトークンファイルを設置します。
「.well known」というフォルダを作成し、その中に「acme-challenge」というフォルダを作成します。そして、その中に先ほどダウンロードした2つのトークンファイルを設置するということです。「xxx.com/.well-known/acme-challenge/トークンファイル/」というURLになります。この設置場所さえ間違えなければ作業はスムーズに進むはず。
移転先サイト(エックスサーバー)のコントロールパネルでSSL設定を「ONにする」をクリックします。
完了画面にSSL設定を追加したドメインが表示されていれば設定完了です。
最大1時間程度で反映されます。
移行元に設置されているWordPressのファイルとデータベースを、簡単な情報入力だけで自動的にコピーすることができる超便利なシステムです。
移転先サイト(エックスサーバー)のサーバーパネルからWordPress簡単移行を選択します。
WordPress簡単移行を行うドメインを選択します。
↓
「WordPress移行情報入力」をクリックして情報を入力し、「確認画面へ進む」をクリックしてください。
↓
入力内容を確認し、内容に問題がなければ「移行を開始する」をクリックしてください。
移行処理が開始されます。
移行処理の実行中は、以下の画面になります。「移行実行ログ」のタブをクリックして「実行待ち」と表示が出ていればうまくいっているということです。少し時間がかかりますが(私の場合は5分)気長に待ちましょう。キャンセルはできません。
また、画面を閉じても移行処理は継続します。
移行処理が完了すると、「確認」ボタンが表示されますので、「確認」をクリックします。
確認ボタンをクリックすることで「移行済みWordPress一覧」に表示されます。表示内容を控えておきましょう。 以上で移行作業は完了です。
WordPress簡単移行を行うと、移転元WordPress内に移転用プラグイン「Xserver Migrator」がインストールされ自動で有効化されます。移行作業が終われば無効化→削除しておきましょう。
以下の作業は、移行元(お名前.com)の「お名前.com Navi」で行います。
ネームサーバーを変更するドメインにチェックマークを入れます。
「ネームサーバーの選択」のタブメニューで「他のネームサーバーを利用」を選択します。
「ネームサーバー情報を入力」の5つの入力欄に移転先サイト(エックスサーバー)で設定されているネームサーバーを入力します。
ネームサーバー1 ns1.xserver.jp
ネームサーバー2 ns2.xserver.jp
ネームサーバー3 ns3.xserver.jp
ネームサーバー4 ns4.xserver.jp
ネームサーバー5 ns5.xserver.jp
確認画面で正しく入力できたことを確認したらネームサーバー変更を実行して完了です!
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エックスサーバーに引っ越してから、実際、サイトスピードが速くなりました!サーバーパネルも使いやすいし、「WordPress簡単移行」はとても便利だし、アクセス制限もベーシック認証をかけなくてもスイッチON/OFFの手軽さでフォルダごとに設定できます。サービスが充実しているので今のところ文句なしの使い心地です。人気のWordPressテーマ「swell」が割引価格で買えるのも嬉しい特典。使いやすくて私自身気とても気に入っているサーバーなのでいろんな方におすすめしています。
よく割引キャンペーンを行っているので、キャンペーン中に申し込むとお得ですよ。10日間の無料お試し期間があるので、実際に上記の手順でサイトを引っ越ししてみて現在ご契約中のサーバーよりもスピードが速くなったら本契約するといいと思います。