ストックフォトがダウンロードされると、嬉しい反面、どこで誰がどのように使ってくれたのかとても気になります。自分の作品がどのように活用されているのかを知ることができれば、さらにモチベーションが上がるというものです。
私は主にAdobeStock、PIXTA、imagemartを利用しています。これらのプラットフォームは日本語でタグ付けができるため、とても便利です。特に日本国内のユーザーをターゲットにした素材を提供する際には、日本語でのタグ付けが役立ちますし、更新の手間も少なくて済みます。
一方で、ShutterstockやiStockも時々利用していますが、これらのプラットフォームは英語での更新が必要なため、翻訳の手間がかかり、寄稿するのが億劫に感じてしまいます。そのため、ShutterstockとiStockの作品登録数はいまだに少なく、売上も月に数枚程度です。
Shutterstockとは、アメリカのニューヨークに本社を置くストックフォト企業です。3億5000万点以上のロイヤリティフリーの画像、ベクター画像、イラスト、動画、音楽素材を提供しています。クリエイターや企業がコンテンツ制作に利用するための高品質な素材が揃っており、世界中で広く利用されています。
それでもShutterstockを更新する理由は、Shutterstockが「どこで売れたか」を表示してくれる唯一のストックフォトサイトだからです。管理画面の世界地図上で素材がどこで売れたかが表示されるので、それを見ると想像が膨らみ、嬉しくなります。
例えば、ある日、自分の写真がニューヨークでダウンロードされたことがわかると、その写真がどのように使われているのか想像するだけでワクワクします。もしかしたら、雑誌の表紙に使われているかもしれないし、広告キャンペーンの一部として使われているかもしれません。こうした情報を知ることで、自分の作品が世界中でどのように評価されているのかをリアルに実感できるのです。
また、Shutterstockの管理画面では、どの国でどのようなテーマの写真が人気があるのかわかるため、次にどのような写真を撮影すれば良いのか参考になります。寄稿者ブログでは、撮影のヒントやマーケティング情報も充実しているので勉強になります。
さらに、Shutterstockには寄稿者ファンドという魅力的な仕組みがあります。
寄稿者ファンドとは、寄稿者が提供したコンテンツがAI生成モデルの訓練に使用された場合に、寄稿者に報酬が支払われる仕組みのことです。通常のダウンロード単価に比べて金額が高いので、こうした存在も、Shutterstockを利用する大きな魅力の一つになっています。
このように、Shutterstockは単なるストックフォトの販売プラットフォームではなく、自分の作品が世界のどこで使われているのかを知る楽しみや、次の撮影のヒントを得るためのツールとしても非常に有用です。英語でのタグ付けが面倒でも、こうした多くの魅力があるため、私はShutterstockの更新を続けようと思っています。
自分の写真がどこでダウンロードされたか気になる方に、Shutterstockは、おすすめです!